ワーキンググループの紹介

ワーキンググループ概要

環境マネジメント推進室は、岩手大学の環境配慮活動の一環として、環境マネジメントシステムを確立、実施、維持するための業務を行っています。
環境マネジメント推進室には専門的な運営に資するための5つのWGを設置し、活動しています。

環境影響評価WG

  • ミッション・活動内容

    環境影響評価WGの主要業務は、下記の3つにまとめられます。1)環境目的、目標および活動計画案を作成し、運用管理するとともに、その達成状況の評価を行います。2)エネルギー使用量とCO2排出量を算出して評価するとともに、水道使用量やコピー用紙の使用量をモニタリングします。3)法規制違反や環境提案へ対応するための手続きを進めます。基本的に月1回WG会議またはメール会議を開催して、これらの活動に取り組んでいます。

    環境影響評価WG
  • リーダーからのメッセージ

    環境影響評価WGのメンバーは、リーダーの兼務教員とサブリーダーの環境マネジメントシステム推進室員をはじめ、施設課職員2名、安全衛生管理室員1名、環境マネジメント学生委員2名の7名です。環境目的、目標および活動計画案の作成と評価を毎年度行い、エネルギー使用量、CO2排出量、水道およびコピー用紙使用量の推移のチェックを毎月行っています。また、その他の議題について随時検討しています。WGでのチェックでエネルギー等の使用量が増加していたユニット等について、環境マネジメント推進室会議で具体的に注意喚起を行い、大学全体としての環境への負荷の削減を目指しています。全構成員への環境意識の浸透とともに省エネルギーは進んでいますが、教育研究活動の活力を維持しつつゼロエミッションを達成するためには、省エネルギーだけでは限界があるので、近年は自然エネルギーや積雪の活用などの創エネルギーへの取り組みについてもWG会議で議題に取り上げています。

環境教育WG

  • ミッション・活動内容

     環境教育ワーキンググループでは、岩手大学における環境教育や、「持続可能な共生社会」に寄与するような、環境人材の育成を進めることを目的としています。具体的には、環境報告書を編集したり、環境教育研修計画の案を作ったり、その結果を確認したりなど、教職員、学生、取引先などの構成員が「環境のあり方」を自覚できるような計画や活動などを進めています。

  • リーダーからのメッセージ

     環境というと、「なんだか意識高そう」とか、「関心ない」という人もいるかもしれません。でも、地球環境の保全や再生は今の私たちにとって避けては通れない社会的な課題。「自分がやらなくても、誰かがやってくれる」というものではなく、誰もが自分のこととして、できることから考えていくことが不可欠なのです。
     私たち環境教育ワーキンググループでは、岩手大学の環境配慮活動の一環として、毎年「環境報告書」を作成し、大学内外に、岩手大学における環境への取り組みを知ってもらうための取り組みを進めています。これを見ていただければ、教職員だけでなく、環境マネジメント学生委員会など、学生の皆さんもがんばっていることがわかっていただけると思います。このほか、環境マネジメント関係の講義の開講なども含めた、効果的な環境教育・研修に取り組んでいます。このような教育・研修を通じて、岩手大学のみならず、社会全体の環境を、一緒に考えるきっかけとなってくれれば嬉しいです。

省エネ・省資源WG

  • ミッション・活動内容

    岩手大学全体の省エネ・省資源に資するような取り組みを企画・立案しながら活動しています。
    省エネ・省資源に資する活動は大きく分けてソフト(活動)とハード(建物の省エネ改修や省エネ機器の導入)があります。
    本学では、毎年「環境目的、目標及び活動計画」を定めてそれに沿って活動し、省エネ・省資源に取り組んでいます。また、建物改修や設備機器の更新時に、高断熱化や省エネ性能の高い機器を導入して、岩手大学全体の省エネ化を進めています。
    どちらの取組においても、他大学等の実施事例や最新の情報を参考とし、良い取り組みがあれば採用に向けて検討していきたいと思っています。

    省エネ・省資源WG
  • リーダーからのメッセージ

    「地球温暖化対策計画」(令和3年10月22日閣議決定)における中期目標として、2030年度において、温室効果ガスを2013年度から全体で46%削減、建築物を含む業務その他部門については、51%の削減が求められています。
     本学では、毎年の環境目標においてエネルギー使用及びCO2排出量を前年度比1%以上の削減を図るとしてきましたが、今後は環境目標を定めるにあたって、より高い環境目標とそれを実現する具体的な実行計画を求められることが予想されますので、省エネ・省資源WGとしても、他のWGと協働しながら、2030年の目標、さらには、2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて環境活動に取り組んでいきたいと考えています。

ゴミ減量化・廃棄物削減WG

  • 2022年度活動内容

    1.ごみ減量化の推進
    分別区分の徹底によるリサイクル
    2.ゴミ分別・収集の徹底
    環境マネジメント学生委員会廃棄物チームとの協働の取組みとして、分別ポスターの掲示、部局ユニットでの分別区分に合わせたゴミ箱の設置
    3.廃棄物処理・管理に関する調査
    廃棄物運搬処理事業所への実地調査及び環境マネジメント学生委員会廃棄物チームによる部局の分別率の周知を実施

    ゴミ減量化・廃棄物削減WG
  • リーダーからのメッセージ

     学内で発生する一般廃棄物(生活系ごみ)の量は年間で230~240トンになります。そのうちの3~4割が皆さんのゴミ分別を通じてリサイクルされています。しかしながら、残りは焼却処分され、温室効果ガスの排出源となり、また、その処分費用は大学の財源(一部は学生さんの入学金や授業料)から支払われています。温室効果ガスの排出を抑制するとともに、処分費用を学内整備や皆さんの研究費に充てることができるようにゴミの減量化と分別について引き続きご協力をお願いします。

法規制評価WG

  • ミッション・活動内容

    岩手大学に関連する環境関連法規制(法律・条例など)遵守(順守)方法の検討・提案
    岩手大学に関連する環境関連法規制遵守結果の確認・報告

    (1)岩手大学環境関連法規制の評価方法の検討。
    (2)改正される環境関連法規制に関する情報収集。

  • リーダーからのメッセージ

    法規制評価WGは、岩手大学に関連する環境法規制(法律・条例など)を遵守(順守)する)方法を検討し、提案を行う役割を担っています。
     具体的には、岩手大学の環境マネジメントシステム(EMS)運営に関する手順書である『岩手大学環境マネジメントマニュアル』に基づき、毎年5月と11月に、岩手大学に関連する環境法規制が改正されたか、改正された条文内容が岩手大学に該当するかを確認し、該当する場合には、条文内容を反映させた「岩手大学環境関連法規制一覧チェックシート」の内容を更新します。更新された「環境関連法規制一覧チェックシート」は環境マネジメント推進室会議で議題として提案し、会議で検討・承認の手続きが取られます。
     「環境関連法規制一覧チェックシート」は岩手大学のEMS運営を含む環境保護・保全関連業務に関わる教職員が参照できるようにする手順です。また、年1回行われる岩手大学EMS内部監査時に、内部監査チームによって、岩手大学の環境関連法規制が遵守(順守)されているかどうかのチェックにも使われています。
     岩手大学に関わる環境関連法規制の遵守(順守)は日々の活動業務で行われるべきことです。法規制評価WGはその一端を担っています。

    ミッション・活動内容